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都会っ子の雪の思い出

- 日記

冬といってもただ寒いだけで都会っ子だった自分には、多くの思い出はありません。ただ、その都市で何十年振りとなった大雪の朝に経験したことは覚えています。

その朝はいつもより街中が静まり返っていました。そして一面の雪がいつもの景色を埋めていたのです。
小学校へ向かうだけでも積もる雪になれない足が踏ん張れずに、あちらこちらでころぶ者がいました。やっと着いた教室でも皆の興奮が収まらないのがわかりました。

担任の先生は、その雰囲気を察してくださり一時限目は近くの公園での自習としてくださいました。
皆は、はしゃぎ、大喜びで公園へ向かったのですが、雪を固めて雪合戦をやろうとしても手がかじかみ、なかなかうまくいきません。
雪だるまを作ろうとしても、二、三回丸まった雪を転がすと地面が見え、真っ黒な雪だるまになってしまいます。
雪なれしていない都会っ子には、うまく雪と遊ぶことができなかったのです。

このような経験が年に数度ぐらい訪れていたなら、雪遊びのスペシャリストになっていたかもしれません。
けど、そのようなことはなく、次に雪が積もったのはいつだったのかさえ、今では記憶がありません。
さらに、「あの日の朝の出来事は本当だったのか?」と年を取るにつれ考えることがあります。